令和7年度 活動のご紹介

 
 

第1回自主研修「身近な保護司さんと語る会」

 
 令和7年6月13日(金)、松任文化会館ピーノ401研修室において、今年度1回目の自主研修を開催しました。
 
 今回は、保護司の中から「ともに活動している保護司から話を聞いて、わからないことや困ったことがあった時の参考にしたい」との声があがったことをきっかけに、代表5名による体験談披露とグループ討議を行いました。
 1グループを4名程度にしたことで、全員が話をすることができ、また気軽に質問や助言が行えました。
 参加者からはこれまでになく活発な様子が見られ、日頃から保護司同士のコミュニケーションを図ることの大切さを感じる研修となりました。
 研修部会は「またこんな研修を企画したい」と話しており、次回が楽しみです。
 
 

第2期地域別定例研修「嗜癖的窃盗について」

 
 令和7年8月29日(金)、ののいちカレード(野々市市民学習センター)研修室において、第2期地域別定例研修を開催しました。
 
 保護司の研修には大きく分けて、保護観察所の保護観察官が「保護司の業務」に関するさまざまな知識や技術を教えてくださる『地域別定例研修』と、上の記事の「身近な保護司さんと語る会」や施設見学研修のように我々保護司が自主的に企画して行う『自主研修』の2種類があります。
 
 今回は、金沢保護観察所から角井保護観察官をお招きして「嗜癖的窃盗」というあまり聞いたことのない言葉をテーマとして定例研修を行いました。
 何度見つかっても窃盗(主に万引き)を繰り返してしまう人たちの原因や背景などを踏まえ、どのように寄り添っていくかをお話しいただき、「精神的な部分の課題もあって対応が難しいですが、保護司としては難しく考えず、観察所と相談しながらやっていけばいいですよ」と言っていただきました。
 
 講義の後、角井保護観察官から「私たちや保護司さんの役職名の中にある“保護”という言葉は、社会全体を保護するという意味の“保護”です。保護観察を担当している時、対象者にとっての最善な道と社会の利益や福祉とが相反して迷うこともあるでしょうが、そんな時は我々の“保護”は社会を保護するの“保護”なのだということを思い出してください。」とのお話があり、保護司として目指すべきもの、守るべきものが明確になったように思いました。
 
 非常に興味深い講義であり、参加した保護司さんたちも熱心に聴講し、質問も多く発せられました。
 保護司として、またひとつ知識を増やし、自信を持って対象に向き合える研修となりました。
 
 
 
 

薬物乱用防止キャンペーンの実施

  9月28日(日)、白山市の松任総合運動公園体育館で行われた『第19回白山市福祉健康まつり」に『薬物乱用防止コーナー』を出展しました。
 昨年は輪投げでとても盛り上がりましたが、今回は『パネル式薬物クイズ』と『的当てで違法薬物をやっつけよう!ゲーム」にたくさんの方が参加してくださいました!
 準備した250枚のステッカーやリーフレットは終了時間までに見事になくなり、今年も大盛況で終えることが出来ました。
 クイズ解答用紙に書いたアンケート「薬物はあなたの身近にあると思いますか?」では、『思う』『やや思う』『あまり思わない』『思わない』がほぼ4分の1ずつという結果でしたが、以前に比べると、「薬物乱用は他人事ではない」と思う方が増えているのではないかなと感じました。
 「他人事ではない」と思うことが、自分や周りの人を乱用薬物から守る第一歩なのではないかなと、思っています。
 来年もみなさんにそれがもっと伝わるように工夫していきたいと思います。